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としのすけのワインハウス

としのすけのワインハウス

2003年08月

2003年8月


モンテス・ピノ・ノアール(2000)
2003/08/02 自宅にて

今日のワインは、としのすけには珍しいピノ・ノアールです。
しかも、チリのモンテス社。
葡萄は手摘み、アメリカン・オークの樽熟成、フィルターは軽く1回だけというのレギュラー・ラインとは思えない拘りの逸品とのこと、お味の方はいかがでしょうか?(ワクワク)

まず開栓、コルクは短めで品質も上級ラインのモンテス・アルファとは明らかに異なります。
コルクへの色素の染みつきも、普段カベルネの濃い奴ばかり飲んでいるとしのすけにとっては、物足りないほどに薄いです。(^^;)
(やっぱ、ピノだから仕方ないか)
開栓直後から酸っぱいベリーの香りとスミレの香りが漂います。

グラスに注ぐと澄んだルビー色で、白熱電球の光を、グラスがレンズとなって集め、本当にルビーのような焦点をつくり、その美しいことといったら・・・ロマンチックです。(笑)
エッジまでルビー色で保存は完璧。
さすがはエノテカですね。

アルコール度の高そうなややアタックを感じる香りの下から、やはり開栓時に感じた酸っぱいベリーの香りとスミレの香りが立ち上ってきます。
複雑さはまださほどありません。
アメリカン・オークでの樽熟成の割には樽由来の香りは弱く、カリフォルニアのピノのような「押しつけがましい」ところはありません。(^^;)

ボディーは非常にしっかりしていてアルコール度も高いのですが、渋みは全く無く、酸味の強そうな香りとは裏腹に甘みさえも感じる酒質。
この甘みは、チリのワインに共通する特徴ですね。

「へ~、こんなピノもあるんだ~」という新発見のHP:7+(チリのピノという意味ですごく楽しめるワインですが、強い甘みがマリアージュの幅を狭くしそうなのと、香りと味のミスマッチにやや違和感があるので8点には及ばずとします。)
Ch.オリヴィエ(2000)
2003/08/04 広尾エノテカにて

毎年お世話になっているLBのSさんへの慰労?会、今年は広尾のエノテカで行いました。
としのすけは、ラ・ラギューンも良いかなと思いながら、2000年のボルドーでお勧めを伺ったところ、エノテカのCさんのお勧めがこのCh.オリヴィエでした。
全く未知のワインだったので、期待半分不安半分だったのですが、さてそのお味は・・・

このCh.オリヴィエ、ペサック・レオニャンでも古いシャトーのようでその歴史は12世紀にまで遡れるとのこと。
1980年からオーナーが代わり、酒質が劇的に向上し、1990年代に入って選別の過程がますます厳しくなり、1998年からは凝縮装置が使われるようになって、かのRP先生も一目おくシャトーになったようです。

コルクは上質、タバコ系の香りの奥にヴァニラのニュアンスを感じます。
しっかりデキャンタージュして貰いましたが、その前のテイスティング時でも、意外な程に味わいはまろやか、2000年をあまり感じさせないマイルドな仕上がりに驚きました。
立ち上がりは、さほど香りは豊かではありませんが、時間と共に開花、徐々にコーヒーともチョコともとれるバニラ系の香りが上品な樽香をいっそう引き立てます。
色はエッジまでしっかり赤紫、流石に2000年は紫を残していますね。

カチっとした輪郭のはっきりしたボディーなのですが、意外なほどにタンニンは柔らか、それでいて甘みと酸味のバランスは上物のグラーヴ・・・ただ、オーブリオン系のざらっと舌に残るテクスチャは全く見られません。
これは、ブラインドで飲んだらペサック・レオニャンは言い当てられないでしょう。
オフヴィンテージのサンジュリアン?若いマルゴー?
同じペサック・レオニャンではCh.カルボニューと系統が似ていると思います。
Ch.オリヴィエもCh.カルボニューもボルドーの南6、7Kmの森に囲まれた葡萄園ですが、この森に囲まれているということがこのような味わいを形作るのでしょうか?
でも、このようなしっかりしているのに柔らかい味わいが、甲殻類の味噌仕立てのパスタや牛頬肉の赤ワイン煮に非常によく合いました。
Cさんに感謝のHP:9-(初めて飲んだワインでしたが、ペサック・レオニャンの実力を痛感しました。超若飲みだったので、次は少し時間が経った奴を飲んでみたいです。惜しかったのは、最後まで香りが開ききらなかったこと、あと2時間ぐらい置いてみたかったです。)
モンテス・アルファ・カベルネ・ソーヴィニョン(2001)
2003/08/05 自宅にて

ずっと書きたかったチリの銘酒、モンテス・アルファ・カベルネ・ソーヴィニョンが今日のワインです。
上質のコルク、入味線は1センチ弱といったところでしょうか。
開栓はもちろんスムーズ、コルクに不自然な臭いはありません。
開栓と同時に、ほのかな樽香と凝縮したフレッシュな果実の香りが漂います。
色はしっかりと濃いのですが、透明度も非常に高い、ラフィット系です。
香りは葡萄そのものの香りと黒い果実のジャムっぽい香りのミックスで、それらの香りが適度な樽香と合わさって、心地よい仕上がりです。
少し酸味を感じさせる香りも混じっていますね。

さて、味わいですが・・・
少しアタックを感じるほどの強靱なボディー、その後にしっかりとした渋みと適度な酸味が広がります。
アフターはさほど長くはありませんが、控えめに効かせた上品な樽香が余韻を引き立たせます。
辛口の奥様も、「このワインは美味しい」とおっしゃいました。(笑)
このモンテス・アルファ、としのすけのハウスワインとも言える物で、96年ものぐらいから飲み継いでいますが、ハズレの無い、安心して飲める逸品です。
フランスのCh.ワインを想わせる上品かつ重厚な味わいのHP:8(惜しむらくはやはり「個性」?あまりに美しくまとまりすぎている感じです。それと、やはり分析的に香りを嗅ぐと例のチリ臭が僅かにするところが9点に至らない弱点です。)
サントネー(1997)&Ch.マルゴー(1999)
2003/08/06 半蔵屋にて

今日は会社の仲間と、大きな仕事をなし終えた慰労会の意味で、奮発して半蔵屋にお世話になりました。
(半蔵屋のSさん、いつも変わらない心地よいサービスと大変結構なお料理、ありがとうございます)

さて、食前酒にビールをいただいた後の待望の?ワインは

サントネー(1997)

1本目は、半蔵屋のSさんに、お料理に合わせて選んでいただいた物、サントネーの白です。
ボルドーしか知らないとしのすけ、ペサック・レオニャンの白を頼もうかとも思ったのですが、「未知の領域にもチャレンジしては」ということで決断しました。(^^;)
が、結果は大正解!
黄色みを帯びた、上品な甘さの中にしっかりしたコクと淡泊なナッツを感じる、なかなかのお味。
「ブルゴーニュの白も侮れないな」とちょっとした新発見でした。
マリアージュも最高のHP:9
知らないワインは蘊蓄を語れず、ちょっと寂しいので9点(^^;)
でも、味は最高でした。

Ch.マルゴー(1999)

2本目は持ち込みさせていただいた、Ch.マルゴー。
早めの開栓と丁寧なデキャンタージュをお願いし、当日持ち込みにしてはまずまずのコンディションでした。
澄んだ赤紫、まろやかな口当たり、しっかりしたボディー、複雑で上品なヴァニラ系の香り、適度に長いフィニッシュ・・・やはりCh.マルゴーは素晴らしい!
若いうちから飲めるグランヴァンはやはりマルゴーが一番か?(^^)
畏敬のHP:9
若いうちから飲めるとはいえ、本当の実力は恐らくこれから。ワインに申し訳ないことをしたという後ろめたさもあって満点には至らずとしました。(^^;)
ドン・メルチョー(1997)
2003/08/09 自宅にて

今日から夏休み!(^^)
つい気分が大きくなってしまい、O製薬に縁のKさんから頂いていたドン・メルチョー(1997)を開けちゃいました。
何かのワイン会の時の隠し球にストックしていようと思っていたものですが・・・意志の弱いとしのすけ。(^^;)

ドン・メルチョーは、アンデスの麓で創られるチリ最高峰のプレミアムワインで、かのコンチャイトロの創始者ドン・メルチョー氏と家族とが1883年、チリワインの中心地となるセントラル・ヴァレーのマイポ地区に葡萄畑を開拓、ワイン造りに乗り出したのが始まりとか。
高品質のワイン創りに燃えるドン・メルチョーは、ボルドーからカベルネの苗木を持ち帰り、ワイン醸造家までも招聘し、この最高品質のワインを生み出すようになりました。
その努力が結実し、今ではワイン評価雑誌では常に上位ランキング、かの豪華客船クイーン・エリザベス号のワインリストにも載せられるほどになったとのことです。
ちなみに、このドン・メルチョー、創始者の名前を冠するだけあって、毎年醸造されるわけではなく、良作年にしか醸造しないスーパープレミアムワインなのです。(日本の登美サントリー 登美 1990 赤みたいですね)

さて、お味の方は・・・
ズシリと思い変形ボトル、十分な上げ底、長く上質なコルク・・・これはもう、完全にスーパープレミアムワインです。
開栓直後から豊かな甘い芳香が立ち上がります。
深赤紫に染まったコルクからは、ヴァニラ、チョコレート、タバコの香りが。(ワクワク)

色はエッジまで紫が残り97年を感じさせないもの、チリには珍しく結構長命かもしれません。
やや明るめの透明感すら感じる色調はラフィットスタイル。
同じコンチャイトロのアルマヴィーヴァとは違ったスタイルを感じます。

香りは、若々しい葡萄のフルーティーで甘い香り、黒いベリーの香り、前述のヴァニラ、チョコレート、タバコの香りが、依然残る樽の香りと渾然一体となり、色からは想像出来ない「熟成感」を醸し出しています。
ボディーは強烈でアルコール感が高いのですが口当たりがまろやか、タンニンもアフターが長い割には渋みがまろやか、酸味も弱いながら意外とキレが良い感じと、通常のボルドーワインが長い年月をかけ、ともすれば背反する要素を巧く丸め込んで昇華させる「熟成の域」の味わいを僅かに5、6年で実現してしまっています。

同じチリのスーパープレミアムにドムス・アウレアドムス・アウレア[1999]赤がありますが、ドムス・アウレアが一口飲むだけでチリとわかる、としのすけが「チリ臭」と呼んでいる「赤土臭さ&ユーカリ臭さ」を敢えて?残しているのに対し、このドン・メルチョーはそれが非常に弱く押さえ込まれており、まさに正統派ボルドーを目指した味だと感じます。

コンチャイトロの創始者に敬意を表してHP:9(申し分ないボルドースタイルの逸品です。自宅で味わうべきものではなく、美味しい料理と仲間との楽しい会話の中でこそ真価が発揮されることでしょう。)
べリンジャー・ストーンセラーズカベルネソーヴィニヨン’2000 赤 750ml
ベリンジャー・ストーンセラーズ
・カベルネソービニヨン(2000) ウィズ ブラントン(^^)
2003/08/12 自宅にて

今日は楽天アフィリエイトの事例紹介コーナーにHPが紹介されるという快挙!?もありつつ、自分の人生にとっては結構大変な日でもり、非常にビミョーな心境です。(^^;)
こんな日には皆さんならどんなワインを開けるのでしょうか?
色々悩んだ末、今日のワインはとしのすけの身の丈に合った「ベリンジャー・ストーンセラーズ・カベルネソービニヨン(2000) ウィズ 裏技ブラントン」に決定!(^^)

まさに「ワインの裏技1」でご紹介した、ベリンジャー・ストーンセラーズ・カベルネソービニヨンに、バーボンの中にあってはブランデーのような味わいを持つスーパープレミアムバーボン、ブラントンをタップリと加えるという、チープ・リッチなワインです。(笑)

若々しく、果実味豊かで、ネットリと甘いカベルネの奥から、馥郁とした樽の香りが立ち上り・・・うーん、満足。(^^)
流石に飲み初めはバランスの悪いカドカドした味ですが、時間が経過しワインとバーボンの交歓が佳境に達すると・・・ちょっと薄目のカリフォルニア・カルト、そうさな、パルメイヤーパルメイヤー レッド [1998]のような味わいになります。(こんなこと書いたら、ユウリィさんに叱られるかな?)

自己満足のHP:8+(今夜は、このチープ・リッチな美酒に酔いますです。)
Ch.ラベゴルス・ゼデ(1999)&モンテス・アルファ・カベルネ・ソーヴィニョン(2000)
2003/08/13 自宅にて

深夜、義理の弟夫婦と楽しみました。
変わらぬ美味さ!(^^)
詳細は後日。
フルール・ド・リンチ
2003/08/14 JAL機内にて

JAL(リゾッチャ/コナ行き)の機内でサーブされていた赤ワインがこれで、ビール&トマトジュース(所謂レッドアイですね)の後に頂きました。
アパラシオンはボルドー。
ビンテージは見忘れてしまいました。(^^;)

軽い飲み口で、ボルドー・シュペリエールクラスかと思われます。
フレッシュで果実味が豊かなので食事にはちょうど良い感じですが、ボディーが薄く、香りも弱く、樽も効いてなく・・・ワインとしてはいまいち。(^^;)
当然エコノミー座席なのでグラスというものは無く、プラスチックのコップでいただいたので、条件は非常に悪かったので、致し方ないところかもしれません。

HP:5+(ほんの少しバーボンを加え、大振りのワイングラスで頂けば、そこそこの味わいになるかもしれません)
ケンダル・ジャクソン・カベルネKendall Jackson Vintner’s ReserveCabernet Sauvignon
ケンダル・ジャクソン
・ヴィントナーズ・リザーヴ・カベルネ・ソーヴィニョン(2000)
2003/08/15 ヒルトン・ワイコロア・ヴィレッジ・ルアウ@キング・カメハメハ・コートにて

ヒルトンのルアウショーのドリンクでバドの後に頂きました。
「なかなか良いワインを出すなぁ」と感心していると、バーテンダーがコルク空けに失敗。でも、すかさず指でコルクを強引に瓶に押し込み、平然とグラスに注ぐのはさすがアメリカ。(^^;)

お味の方は言わずと知れた「ケンダル・ジャクソン」ですから、もう何も申し上げることはございません。(^^)
コルクかすのトッピングもなかなか趣があって良かったです。
安心のHP:8+
屋外でルアウのバッフェが野趣たっぷりな上に、ポリネシアンダンスの魂を揺さぶるリズムで、折角のパワフル&上品なケンダル・ジャクソンも少し色褪せてしまったかも。

ウィリアム・ヒル・ナパ・カベルネソーヴィニヨン[1999]
ウィリアム・ヒル・ナパ・ヴァレー・カベルネソーヴィニヨン(2000)
2003/08/15 ヒルトン・ワイコロア・ヴィレッジ客室にて

ルアウの前に、少し食料を買い込んでおこうと、キングス・ショップスのホエーラーズ・ジェネラルストアに出かけました。
ここは、結構いろいろな物を売っていて、ワインもアメリカ系の中低価格モノながらそれなりに揃います。
今回は思案の末、飲んだことが無くてボトルデザインの良い「ウィリアム・ヒル・ナパ・ヴァレー・カベルネソーヴィニヨン(2000)」にしてみました。

ルアウから帰り一休みしてから、ゆったり気分でこの未知のワインを開けてみました。
カベルネの葉っぱ?をエチケットにした、カリフォルニアらしい洒落たボトル、コルクもなかなか上等のものが使われています。
コルクの長さは普通。
開栓直後から深い果実の香りと樽の香りが立ち上がり、「おお、カリフォルニア!」
色も澄んだ深い赤紫で高級感があります。
味わいもまさにカリフォルニア!
しっかりしたボディーに甘味と重厚な樽香を纏った申し分のないものです。
エグ味も雑味も全くなく、$26にしてはなかなかのものでした。
ナパの中価格帯ワインは本当に安定してきました。

HP:9-
惜しいのはアフターがやや弱いのと複雑味に欠けるところぐらいでしょうか。
ヒルトンは客室にワイングラスを常備しているので、美味しく頂けました。
アイスボックスをワインクーラー代わりにすれば温度もお好みに出来ます。3日間かけて空けましたが最後までへこたれませんでした。
ヴァルポリチェラ・クラシコ・パラッツォ・デッラ・トーレ[1997](赤)
ヴァルポリチェラ・リパッサ・スペリオール(1997)
2003/08/17 ドナトニスにて

美味しいイタ飯をいただこうと、夕暮れのドナトニスと洒落てみました。
ドナトニス
水平線に暮れる夕日こそ見えませんが、心地よい風を感じながらテラス席で絶品のイタリアンとともに頂きました。
例によってビール(イタリアの銘柄、名前は忘れちゃいました)の後です。(^^;)

ソムリエにカベルネ系が好きな旨を伝え、食事に合わせて選んでいただいたものがこれ「ヴァルポリチェラ・リパッサ・スペリオール(1997)」でした。
ドナトニスでグラスサーヴしている銘柄で、少し試し飲みさせていただきましたが、確かにカベルネを思わせる重く深い味わいに上品に樽を効かせたなかなかの奴です。
「リパッサ方式」という、ワインの圧搾された絞りかすに未発酵の葡萄果汁を流し込むという変わった製法のワインらしいのですが、滑らかな口当たりの割には十分なボディー、なのにタンニンは丸くアタックは弱い・・・ボルドーで言えばマルゴー的な味です。
時間をおくごとに一層まろやかになり、香りが立ってきます。
今まで知らなかったイタリアワインですが、今後は「マークしとかなくっちゃ」と思いました。

HP:9+
日の暮れた川縁のテラスで風を感じながら頂くマルゴーチック名ワイン・・・文句があろうはずがありません。(^^;)
それにしても、流石はドナトニス、ワインリストを眺めていると、ハワイに居ることを忘れてしまうような充実ぶりでした。
ケンダル・ジャクソン・シングルヴィンヤード・シャルドネ[1996]
ケンダル・ジャクソン・シャルドネ(2001)
2003/08/18 葉山@カイルア・コナにて

ドトールのマウカメドウズ農園を見学し、コーヒーの木を植えた後(2日後は明石家さんまが来て植樹するとのこと、さんまちゃんとご近所になっちゃった!)、カイルア・コナを散歩し、お目当てだった和食屋「ユメカイドウ」を訪れると、「予約客だけです」と冷たいお言葉・・・だったらと「浜遊」と河岸を変えると「浜遊」は「葉山」と名前を変えていました。(でも、メニューは同じみたい)(^^;)

近海もののアヒ(マグロ)と天ぷら、焼き魚などを頂きながら、たまには白も良いかなとバドの後にいただいたのが「ケンダル・ジャクソン・シャルドネ(2001)」です。

黄金色のトロリとした液体、甘い蜂蜜をベースにナッツの香りと樽の香りが絶妙・・・。
ケンダル・ジャクソンの成功の秘密がわかります。
寿司&天ぷらには少しクド過ぎるかもしれませんが、素晴らしいシャルドネであることは間違いありません。
安心のHP:9
少し水かソーダで割ったり、氷を入れて楽しんだりしても面白そうなくらいのタップリのグリセリンです。
デザートワイン代わりにしても良いかも。
リッジ・ジンファンデル・ソノマ・ステーション[2000]
リッジ・ジンファンデル・ソノマ・ステーション(2000)
2003/08/19 カムエラ・プロビジョン・カンパニー・レストランにて

バケーション最後の夜はお約束のカムエラ・プロビジョン・カンパニー・レストラン。
カムエラ
アウトサイドテーブルも目出度く貰え、水平線に沈む夕日を眺めながらのディナーでした。
そして、最後の夜を飾るワインは、アメリカに敬意を表して大好きなリッジのジンファンデルにしました。

リッジは、カベルネとジンファンデルを得意とする老舗のワイナリーで、実は1989年に大塚食品系のオーツカ・アメリカが買い取っている日本に縁のワイナリーでもあります。

味わいはカベルネに比べれば薄くボディーが弱い印象ですが、フルーティーでスッキリと甘く、それでいてスパイシーなところもあり、巧い樽の使い方と相まって絶妙。
カムエラ・プロビジョン・カンパニー・レストランのカリフォルニア・キュイジーヌ系のステーキ&シーフードとのマリアージュもなかなかでした。
オレンジ色のサンセットの後、黄金色、紫色、夕焼け色と様々に表情を変える空の色を受けて、若い青みがかった赤紫色のワインが、一層奇麗に輝きました。
絶景のサンセットにウットリのHP:9+
年に一度の家族のバケーション、また一年このために頑張ろう!という気が湧いてくるような、活力に満ちたジンファンデルでした。(^^)
トラピチェ・オークカスクカベルネ・ソーヴィニヨン 赤 750ml
トラピチェ・オークカスク・カベルネ・ソーヴィニヨン(2000)
2003/08/24 自宅にて

今日のワインは、義理の妹(こんな言い方すると変だなぁ)のN子さんから頂いたアルゼンチンはメンドーサのカベルネです。
1883年からの操業を誇るトラピッチェ社はアルゼンチン最大の輸出量を誇る優良ワイナリー。(輸出量が多いのは高品質の証ですね)
メルロー、マルベックマルベック・オークカスク 1999、シャルドネトラピチェ シャルドネとラインナップも豊富ですが、マルベックと並んでこのカベルネはお勧めできる逸品です。(最近はシラーもあるらしい?)

コルクは流石にこのクラス、質、長さとも中庸。
開栓とともに、オークカスクの名前のとおり、オーク樽で贅沢に熟成されたワインの持つゆったりとした樽香が薫ります。
初めはちょっとアルコールを感じる香りもありますが、程なく赤や黒のベリー系の香りが顔を出し、僅かですがナッツの香りも感じられます。
色は、高級感すら漂う透明感のある深紅。

お味はと言いますと、ややアタックのあるカッチリとしたボディーで、アルゼンチンの割には甘みが弱く、スッキリと酸が立っている印象。
タンニンはさほど強くないのですが、コクがあり、樽の使い方が絶妙で「端正な好青年」のイメージです。
流石は「オークカスク」。(^^)
財布に優しいHP:8
ボディーがカッチリしすぎ?ていて、時間が経ってもなかなかまろやかにはなってくれません。また、アフターが長持ちしないところで価格がちょっとバレます。(^^;)
が、間違いなく「コストパフォーマンス最高!」の一本です。
モンテス・アルファ・カベルネ・ソーヴィニョン [2000]MONTES ALPHA CABERNET SAUVIGNON チリ /...
モンテス・アルファ・カベルネ・ソーヴィニョン(2001)
2003/08/27 自宅にて

今日のワインは、また我が家のハウスワイン、モンテス・アルファ・カベルネ・ソーヴィニョンになっちゃいました。(^^;)
既に何度かご紹介したとおり、
・色
・香り
・ボディー
・甘み
・酸味
・タンニン
・アフター
とどれをとっても楽々及第点の安心・安定ワインです。
今回も、美味しく頂きましたです。(^^)
いつも感謝のHP:8
シャトー・デュルフォール・ヴィヴァン [2000] 750ml 赤 辛口
Ch.デュルフォール・ヴィヴァン(2000)
2003/08/30 自宅にて

今日のワインは、楽天で最近ゲットしたマルゴーの2級、Ch.デュルフォール・ヴィヴァン(2000)です。
家内と先日登場のN子さんと私と3人でテイスティング会を敢行。(って、実際は単なる飲み会なんですが・・・)
チョリソー、クリームチーズ、チョコなどをつまみながら頂きました。

フランス100年戦争の後、かのCh.マルゴーシャトー・マルゴー ’94年[1994]のオーナーにもなったことのあるトーマス・デュ・デュルフォールが開いた由緒あるボルドーの銘醸であるデュルフォール・ヴィヴァン、今までとしのすけが飲んだことの無いマルゴーの格付けワインなので、凄く期待して臨みました。

格付けワインにしてはやや短めで太いコルクを抜くと・・・いきなり絵も言われない様な芳しい香りが・・・うーん、トレビアン!
色は澄み切った深いルビー色で2000年のパワーを感じます。
驚くべきは、全くアルコールのアタックを感じないこと!
いきなり赤・黒のベリー、各種のスパイス、スモモ?の様なフルーティーな香り、甘草、コーヒー・・・深く複雑な香りが見事なハーモニーで去来します。
もちろん樽も上品に効かせてあって、タバコやチョコレート系の香りも感じられます。
流石に2000年と非常に若いワインなので、青臭いエグ味のある香りも若干残っていますが、これは後数年熟成すれば筆舌に尽くしがたい熟成味となってくるはずのものです。
(コート・ド・カスティオンのプピーユプピーユ[1999](赤ワイン)の若い奴のようなエグ味ですね)
口に含んで転がすと、「これは水?!」
究極のまろやかさを身に纏ったスーパーなマルゴーでした。
まろやかさで言えば、同じマルゴーの3級、Ch.ジスクールシャトー・ジスクール [1999]CH. GISCOURSマルゴー /750ml /赤を彷彿とさせるものがあります。
甘みと酸味のバランスも絶妙、タンニンは心地よいもので、不快な渋みは全く感じません。(^^;)
ほのかな甘みと酸味が長く残り、アフターもまずまず。
流石はボルドー2級、実力のHP:9
5000円以下で手に入るボルドーの2000年ビンテージの中では、非常にお買い得な一本なのではないでしょうか。
特にマルゴー好きにはたまらないものがあります。(^^;)
開栓直後から楽しめ、2000年ヴィンテージでも今から飲めます。
ちゃんとした料理と共に頂きたい逸品でした。

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